【脱党支援センター首里建訳 猪瀬晴久編集2020年3月12日】

法輪大法を学び、ひとびとに真相を伝えているうちに、心の容量も増えていき、人を思いやる気持ちも強くなっていった。公安や警官といった人に対しても、出会いを大切にすることを意識するようになった。そのよう中で、自分を守ろうとする心を薄めていった。

最初は車中であった。車の中で2人を相手に真相を話していたところ、彼らは脱党に同意してくれた。この状況を見ていたらしい恰幅のよい警官が職務質問をしてきた。
警官:何をしていたのか?
2人:法輪功
それを聞いた瞬間、警官は私を捕えようとしたが、素早く反応し逃げ切ることができた。

2回目はホテルであった。真相を伝えようとした相手がホテルにチェックインしたため、資料を部屋に届けようとした瞬間、私を捕えようとした警官の姿が目に入ってきた。

「この前、お前を捕えようとしたが逃げられたな」と警官に言われ、私は直ちに駆け出してその場を去った。

3回目は、法輪功学習者が路上でパトカーに座っている警官に、真相のCDを渡そうとしていた。その警官は私を捕えようとした警官であり、学習者を捕まえようとしていた。私は捕まることを覚悟の上で、彼に挨拶をした。
私:あなたは私を覚えていますか?
警官:法輪功を学んでいる奴だな。うまく逃れたな。
私:私を捕えたいのは分かりますが、まず話をさせてもらえませんか?

私は助手席に座りながら話をはじめた。
「心からあなたのために。このCDを見てください。共産党と江沢民氏による法輪功への迫害の実態です。今、世界は彼らの悪行を暴いてます。法輪功は道徳を尊ぶ、高徳大法であり、全世界に良い影響を与えています。大法の師は人を救うためにやって来たのです。あなた方は共産党による嘘に騙されているのです。追随していけば自分自身を傷つけることになり、共産党と運命をともにすることになるでしょう」

彼は資料を受け取ると共に、脱党に同意して言った。
「あなたを捕まえはしない。以後何かあれば私に言ってほしい」

ある時、学習者の一人が真相を説明した際、警官に追われたという。
彼女から聞いた警官の特徴から、私が遭遇した警官であると分かった。

彼のところへ行き、なぜまだ法輪功(学習者)を捕まえているのかと尋ねた。
警官は答えた。
「私は捕まえてはいない。それは誤解である。命令を受けて出動した以上、素振りをしなければならなかった。もし、本気で捕まえようとしたならば、彼女が逃げられる訳がないだろう…」
私はうなずきながら、彼の行為に感謝した。

その後、私たちは会った時には、気さくに挨拶を交わす仲となった。
「法輪大法は良い!」と、彼も言うようになった。

ある時、通りの店に資料を渡そうと店の中に入ると、多数の警官がいたため、店を出ようとした。この時、輪の中から彼が出てきて、真相を話すように言った。

正月に会った際、「新年おめでとう!」と言うと、彼はとても喜び「法輪大法最高! 法輪大法はとても素晴らしい!」と大きな声で叫んだ。 その言葉を聞き、私は思わず胸が熱くなった。

街中で、一人の男性に資料を渡した時、相手の顔色が変わり、「私が何をしているのか分かりますか?政治法委員会の者であり、法輪功への弾圧を専門としています」と言った。

「私は自分を守る気持ちはありません。あなた方は深くだまされているのです。あなた方の生命を救いたいと思っています。この資料を手に取り見てください」と、努めて穏やかに話をした。
彼は拒むことなく資料を受け取ると、「肝が据わっていますね。衝撃を受けました」と答えた。
彼が持つ善なる心を動かすことができたのではないか―と私は感じた。

また、真相を説明していた際、私服警官らしい男性に尾行されていることに気づいた。私はショッピングモール内の人混みを抜け、その男性を振り切った。

やはり、隠れるべきではなく、直面するべきではないか…と自問を繰り返した。
そして、再び彼に会うために、出会った場所を訪れてみた。

彼を見つけ出した私は、「あなたはまだ私を覚えていますか?」と聞いてみた。
「あの日、あなたを捕えようとしたが、足が速く追いつけなかった」と、彼は答えたが、真相に耳を傾けてくれた。

その後も、街角に停車したパトカー内にいる警官に出会うたびに、真相を説明し続けた。真相を伝える過程で、もう私は逃げることはないであろう―眼前に広がっていくひとびとを救う道を見つめている。

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