古より伝わる日本刺繍を現代に伝える紅会(くれないかい)は、刺繍の名人・斎藤磬さんによって1970年に創立され、千葉県東金市に本部工房を置いている。発足して以来「日本刺繍の伝統の伝承」を合言葉にし、日本国内だけではなく、海を越えた欧米諸国にも進出している。
大紀元は今回、紅会で副会長を務める高橋信枝さんから日本刺繍とその文化的背景について詳しく伺うことができた。「手は精神の出口」との教えを受け継ぎ、技と精神の修養を重んじる高橋さんは、「刺繡を通して心を創っていく」ことが大切だと語る。
茶道や武道と同じように、技と心を鍛錬する日本刺繍も「道」の精神とつながっている。先人より代々伝承されてきた技と道を体得することができれば、人生に豊かさをもたらすことができるだろう。
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