過去最大規模となる日米共同訓練「オリエンタル・シールド」が6月24日に始まった。九州の奄美大島から北海道に至る広大な地域をまたがる今回の訓練には、史上最多の3000人以上の自衛隊員が参加する。従来の訓練に加え、ロケット砲や地対空ミサイルの射撃訓練も行われる。岸信夫防衛大臣は訓練に先立ち、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増すなか、日米の共同訓練を通じて同盟関係を強化したいとの考えを示した。共同訓練は7月11日まで続く予定だ。
「オリエント・シールド」は、陸上自衛隊とアメリカ陸軍が共同で作戦行動を遂行することを想定した毎年行われる訓練で、今年で36回目となる。岸防衛大臣は22日の記者会見で、「わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、日米共同訓練を通じて戦術技量を向上させるとともに、自衛隊と米軍の連携を強化することは大変重要」だと述べた。
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