国連の人権専門家は14日、十数年あまり指摘されてきた中国の強制臓器収奪「臓器狩り(Organ Harvesting)」に関する文書を発表した。専門家は、法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒、中国の少数民族を対象とした臓器収奪に関する信頼性の高い報告を得ているとして、中国政府に問題調査の受け入れを求めている。
専門家たちは信頼できる情報をもとに、少数民族や宗教などを理由に囚われた人々が「本人の同意や説明もなく強制的に血液検査や超音波検査、X線検査などの臓器検査を受けている」と述べた。また、収容者の臓器検査の結果は「ドナー」としてデータベースに登録されているとした。「囚われた人から取り出される臓器は、心臓、腎臓、角膜だ。肝臓の一部分との報告もある」と書いている。
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