先日のアラスカで行われたバイデン政権初の米中会談では、中共側の攻撃的な発言が注目を集めました。マイク‧ポンペオ前米国務長官の中国政策首席顧問を務めた余茂春(マイルズ‧ユー)氏は、中共が国内で深刻な人権侵害をする一方で米国のシステムを批判するのは、米国の民主主義の根幹に対する挑戦であり、自由と民主主義を破壊しようとしていると指摘しました。
前国務長官の中国政策首席顧問 余茂春氏
この政権は組織的に民族グループ全体を一掃している。文化的‧宗教的な
アイデンティティーだけを理由にだ。この政権は何千万人もの人々を飢えさせ 殺してきた。その政策はまだ続いている。この国は組織的に
臓器摘出を行っており、組織的に近代史上 最も過激な弾圧を反体制派や、法輪功、地下教会、イスラム教徒等の宗教グループに対して行なっている。
ポンペオ前米国務長官の中国政策首席顧問を務めた余茂春氏は、中共のような政権が、米国の民主主義体制を批判するのは荒唐無稽極まりないことだと指摘します。
前国務長官の中国政策首席顧問 余茂春氏
このような性質を持つ国が民主主義体制がふさわしくないと米国を批判するのは絶対に馬鹿げており、滑稽である。実際、中共の偽善を如実に表している。我々米国人が自国の制度を批判するのはより良い制度を望んでいるからだ。中共が米国の制度を批判する時私たちの幸せを願っているわけではない。米国の民主主義の根幹を揺るがそうとしている。基本的には
自由と民主主義の制度全体を破壊しようとしている。これらは全く違うものだ。そのため、中共のような国と付き合うときにはこのことを肝に銘じなければ、利用されるだけだ。
余茂春氏はエポックタイムズのインタビューで、民主党と共和党の間には、中共に対する態度に違いがあると指摘しています。もし、アラスカでの米中会談にポンペオ前国務長官が出席していたら、米国の国内事情について中共に謝罪することはなかったと指摘します。
前国務長官の中国政策首席顧問 余茂春氏 (2021.3.23)
これは 中共側に誠意が無いことを示している。彼らがアラスカに来たのは
問題解決のためではなく、安っぽい政治的プロパガンダを行い、自国の政治的アジェンダを進めるためなのだ。新政権にとってこれは大きな教訓でもある。つまり、中共との取引は率直に、力強く自らの民主的なやり方で
堂々と対応することだ。中共の政治的プロパガンダに利用されてはならない。
NTD Japanがお伝えしました。
転載 NTDTVJP
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