テキサス州のグレッグ‧アボット知事(共和党)は3月2日、州内でのマスク着用義務も含め、事業者に課していた中共ウイルス対策の規制措置をすべて解除し、州内の事業活動を全面再開する声明を発表しました。
グレッグ‧アボット知事は、今こそテキサス州民の正常な暮らしを取り戻す時が来たと述べています。それは同州の死者や入院患者数が減少し、様々な指標もいい傾向を示しており、また今週までに高齢者半数を含む700万人のテキサス州民が、ワクチン接種する見込みであるからだとアボット知事は言います。
ウイルスの猛威が収まってきたため、規制措置を緩和する州が増えてきています。テキサス州もその一つです。
しかし米国疾病予防管理対策センター(CDC)所長のロシェル‧ワレンスキー博士は、まだとても手綱を緩めるような段階ではないと述べています。
ワレンスキー博士の主張によれば、減少のペースが落ち、1日の新規感染者数が7万人、死者数が2千人のレベルで下げ止まりが出ていると言います。
3月1日の記者会見上で博士は、このレベルでは、しかも変異株が広がっていることも考え合わせると、これまでの折角の苦労がすべて水の泡になりかねないと表明しました。
テキサス州のオーナーは、事業再開は嬉しいが、客の中には安全対策を望む人もいると述べています。
テキサス州のレストランオーナー
「一部のお客様はここでの私たちのやり方を気に入ってくれている。一定の間隔をあけて全てのテーブルを配置している方がくつろげると言のだ」
アボット知事は、まだ中共ウイルスの脅威が去っていないことは分かっているが、住民は自分自身を守る手段を心得ていると述べています。
レストランのオーナーは、自ら進んで規則を決めて守るつもりだと語っています。
テキサス州のレストランオーナー
「これまでやってきた安全対策は、すべて続ける」
声明の中でアボット知事は「この行政命令はテキサス州の全ての事業者と、全ての家族に自らの運命を決める自由がある事を保証するものだ」と述べています。
転載 NTDTVJP
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