トランプ前大統領の弾劾裁判は米国で9日から始まっています。 トランプ弁護団は、裁判は言論の自由に対する攻撃であり、もしトランプ氏が暴力的な発言で有罪にされるのであれば、何人もの民主党議員も同じ罪を犯したことになると指摘しています。
弾劾裁判で、大統領または前大統領に証言を求めるなど前代未聞だと、憲法学の教授が語っています。
ジョナサン・ターリー教授はFox Newsに、トランプ氏の証言要請拒否を理由に、彼を非難するのはさらに大きな間違いだと書いています。 それは「原則に反するのみならず、数世紀に及ぶ成文法の歴史に反する」
先週、検察官役を務める下院の弾劾マネジャーのジェイミー・ラスキン議員は、トランプ前大統領と彼の弁護団に書簡を送り、今週上院で行われる弾劾裁判で、トランプ氏に宣誓証言を要求しました。
ラスキン議員は、トランプ氏が証言を拒んで出席しなければ、そのことをトランプ氏に不利に使われる可能性があると述べました。弾劾裁判は失敗する運命にある、とランド・ポール共和党上院議員は述べています。
ポール議員によれば、弾劾裁判はトランプ氏の言論を有罪にすることに終始するでしょうが、その場合多くの民主党議員も、弾劾裁判を受けるべきだと述べました。
7日ポール議員は、Fox Newsに「その場合私たちはチャック・シューマー氏を弾劾すべきだ」と語っています。 同議員は、ブレット・カバノー米最高裁判事に対する、2018年の指名承認公聴会に言及しました。
群衆が最高裁の建物への侵入を企てたとき、シューマー氏は「おい、カバノー。騒動の発端はお前だ。自分で蒔いた種は自分で刈るんだぞ」と言ったとされています。
トランプ氏の弾劾弁護団を率いる弁護士の一人は、民主党議員が暴力を扇動している動画を使用すると述べています。
ブルース・キャスター弁護士は、一例として放火、略奪、警察に対する暴力等の昨夏の暴動に対する民主党議員の反応に言及しました。
下院の弾劾訴訟摘要書では、1月6日の米連邦議事堂乱入事件は、トランプ前大統領が暴徒を扇動したとされています。
トランプ氏弁護団はこの主張を否認し、主要な論拠として次の二点を挙げています。
第一に、トランプ氏はもはや大統領ではないので、弾劾は違憲です。
第二に、トランプ氏は言論の自由を含む修正第1条の権利を行使したということです。
転載NTDTVJP
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