「戈（ほこ）を止める」と書いて「武」と読む。武道の真髄とは？

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武術は直接、徳と道に関係します。特に、中国武術では徳を重要視します。老子曰く「道（Dao）これを生じ、徳(De)これをやしない、物これを形づくる」道とは万物の道のことを表します、徳を成すためには万物の法則に従わなくてはいけません。

徳を尊べば、この世のすべての物のつり合いが取れます。徳を尊ばなければ、この世の中は混沌とし、すべての物は滅びることになります

武術をたしなむ者は、業による因果応報を信じ、善と悪を識別し、道を守り、徳を重んじます。善悪の行為に応じて報いられることを理解しているため、悪を退け、善を保ちます。このようにして武徳は成り立ちます。

これを表した古い諺を、今でもカンフーの達人は門弟たちに伝授します。

「剣は体の一部であり、内面を映し出す」
「剣は手にあるのではなく、内面にある」
「内面の剣を持ってすれば、何が起きようとも」
「己を守り、人生を導いてくれる」

また、日本人にお馴染みの太極拳は武術の一種で、水のような滑らかな動きによって、穏健な態度で相手の力に打ち勝ちます。現代では気功健康法として好まれて、健康的かつ寿命を長くする効果だけでなく、精神的にも心を静める作用があります。

武という漢字の成り立ちを紐解いてみました。

転載NTDTVJP

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