米国の非営利組織「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」と非政府組織(NGO)「国境なき記者団(MSF)」は先日、2020年度の年次報告書を発表しました。報告書によると、拘束されたジャーナリストの人数において中国が世界で最も多い国となっています。
「ジャーナリスト保護委員会」は年次調査報告書を発表し、12月1日の時点で、世界で少なくとも274人のジャーナリストが真実を報道したために拘束されており、この数値は過去30年で最高記録を更新しました。
中国は2年連続で、世界で最も多くジャーナリストを拘束しています。
中国で身柄を拘束されている47人のジャーナリストのうち、一部は長期の禁錮刑が言い渡されており、新疆ウイグル自治区で監禁されている者もいるとされています。
当局によって隠蔽・封殺されている疫病に関する情報を外部に伝えたことで、陳秋実氏、方斌氏、李澤華氏、張展氏など、少なくとも4人の市民ジャーナリストが、中共に逮捕されました。うち3人は行方不明のままになっており、張展氏は12月28日に当局によって懲役4年の有罪判決を言い渡されました。
中共当局はさらに、国際社会の報道の自由をも脅かしており、10数名の中国駐在のジャーナリストが国外追放または逮捕されました。 今年2月、米国に報復するために中共はウォール・ストリート・ジャーナルの中国駐在記者3人の記者証を失効させました。
また、豪中関係の緊張が高まる中、今年8月、中共の官制メディアCGTNのオーストラリア国籍のキャスター成蕾(チェン・レイ)氏が北京で拘束されました。
9月には、中国に駐在していた豪メディアの特派員2人が、中共国家安全保障局が深夜に訪問して恫喝したため、オーストラリア大使館の保護の下、緊急帰国しました。
12月、ブルームバーグ北京支局の中国人スタッフ、范若伊(Haze Fan ヘイズ・ファン)氏が、国家安全保障を危険にさらしたとして、中共当局によって拘束されました。
中共の国家安全部で10年以上働いていたオーストラリア国籍の作家・楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏は、2019年1月からスパイ容疑で中共当局によって身柄を拘束されています。
「国境なき記者団」が12月14日に発表した年次報告書によると、中共当局により逮捕されたジャーナリストの数は117人に上り、世界最多となっています。
転載NTDTVJP
インド (138) ウクライナ (223) コロナウィルス (156) スパイ活動 (165) トランプ (303) バイデン (343) バイデン政権 (161) ポンペオ (173) ロシア (327) ワクチン (318) 上海 (207) 中共 (2788) 中共ウイルス (570) 中共当局 (326) 中共軍 (176) 中国 (1965) 中国企業 (148) 中国共産党 (1225) 中国崩壊 (145) 中国当局 (146) 中国経済 (268) 中国製 (145) 人権侵害 (327) 伝統文化 (234) 北京 (235) 北京五輪 (180) 南シナ海 (149) 台湾 (818) 台湾海峡 (146) 封鎖 (154) 抗議デモ (147) 新型コロナウイルス (193) 新疆ウイグル人 (207) 日本 (504) 法輪功 (324) 法輪功学習者 (182) 洪水 (200) 災害 (193) 疫病 (172) 米国 (914) 習近平 (905) 臓器狩り (237) 軍事 (216) 迫害 (210) 香港 (479)