中国山東省出身の人権活動家・界立建(かいりっけん)さんは中共の迫害から逃れるため、苦難を乗り越え、アフリカ経由で米国にたどり着きました。彼はアフリカ滞在時、アフリカ人の親切さを身をもって体験しました。しかし、中共の進出によって、アフリカに深刻な環境汚染をもたらしているといいます。
人権活動家の界立建さんは、2018年末中共の迫害から逃れるため、アフリカに逃亡しました。彼は、米国に順調にたどり着けたのは、アフリカの人々の助けがあったからだと述べています。彼がエチオピアの小さな町でデング熱に感染した時のことです。
人権活動家・界立建さん
「多くの人が私を取り囲んだ。ある子供が診療所に走っていって、医者を連れてきてくれた。当時私はすでに意識朦朧の状態だった。大汗をかき、身体中が苦しく、もう少しで意識が消失するところだった。女性の医療関係者が私の額と体に手を当てると、すぐ診療所に連れていき、点滴を打ってくれた。私の唇が乾燥しているのを見ると、水を飲ませてくれた。数本の点滴を打ち、薬を飲ませてもらい、徐々に意識が回復してきた」
界立建さんは、アフリカ人はとても純粋で親切であると言います。しかし、中共はアフリカに進出すると、憚ることなく環境を破壊し、特に水質を汚染したため、地元の家畜が中毒をおこして死亡するケースが相次いで起こりました。地元の人たちは中国人を見つけると、「詐欺師」や「アリババ」と罵るとのことです。
人権活動家・界立建さん
「ある子供が、咳のジェスチャーをしながら「China Alibaba」と言った。つまり、自分たちの環境が汚染されたのは、あなたたち中国人がやったことだ。汚染で飲み水もない。あなたたち中国人が悪いことをしたということだった。また牛や羊の鳴き声をまねながら、首を切るジェスチャーをして、自分の牛が死んだと言っていた。中国企業により環境が汚染され、家畜が死んでしまった。だから、あなたたちはここでは悪い人なんだと」
界立建さんは、米国に辿り着くまでにアフリカの多くの国を経由しました。中共はアフリカに環境汚染をもたらしたほか、各地で野生動物製品を買いあさり、その為アフリカでは野生動物の乱獲が行われているといいます。次回は中共による野生動物製品の密輸と孔子学院による浸透についてお伝えします。
転載NTDTVJP
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