米メディアが最近、WeChatやTikTokなどの中国製アプリが米国の国家安全保障を脅かし、個人情報が盗まれる危険性があるだけでなく、中国のゲームをプレイすると中共に狙われる可能性があると指摘する記事を掲載しました。
ウォールストリート・ジャーナルは10月28日、中国のビデオゲームをプレイすると、中共が個人の詳細なデータを収集しやすくなるため、より大きな安全保障上の脅威になると報じました。
ゲームで集めたデータの方がTikTokで集めたデータよりも悪用されやすいとされています。
ほとんどの場合、オンラインゲームのプレイヤーは本名、支払い情報、生年月日、住所を提供しなければならず、また、ゲーム内のチャットを使用して一定のボイスサンプルを作成する必要があります。このデータが中国のゲーム会社の手に渡ると、中国にデータが保存されることになります。
米iHeartMediaコンピュータエンジニア 張羽博氏
「彼らはこれらのものを利用してユーザーのあらゆる情報を収集する。あなたの音声、画像、あなたの行動、あなたの習慣、あなたの友人と全ての関係など。あなたが思いつかないのもあり、様々な情報、 パソコン内の様々なファイルなど。またアップされたファイルから判断して、あなたが興味を持つものをアップしたりする。これらはいとも簡単だ」
米国のiHeartMedia社のコンピュータエンジニア、張羽博氏は、ビデオゲームのゲーム性を実現するために、多くのプレイヤーがコンピュータを使用するが、その際にコンピュータ内部の情報が露呈されることになるため、そのリスクは携帯電話よりもはるかに大きいと述べています。また、中国のコンシューマーテクノロジー製品の中でも、テンセントの世界のビデオゲーム市場への支配力は、TikTokやWeChatをも超えていると述べています。
米iHeartMedia社 コンピュータエンジニア張羽博氏
「ほとんどのゲームは、管理者権限を与えないとインストールすることはできない。 したがって、いくつかの基本的なものがインストールされる。 いったん管理者権限を与えると、ハードドライブをスキャンしてファイルを持っていくだけでなく、他の実行中のソフトウェアを読み取ることができる。 多くの米国人もこのゲームをプレイしているが、これらのものが中共の背景を持つことは知らない。テンセントの背景を持つソフトウェアをインストールすると、パソコンの中の内容は全てテンセントに取得される」
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中共はすでにゲームを利用してソフトパワーを普及させ、米国民のデータを収集しており、「もっと陰湿なことに、北京は何百万人ものゲーマーのコンピューターにアクセスし、中共のスパイが諜報活動のためにゲームを利用する機会を提供している」としています。
同紙は、ゲームデータのセキュリティを守るために米政府に早急に行動するよう呼びかけています。
転載新唐人
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