【脱党支援センター2020年9月22日】
17日から19日の日程で台湾を訪問していた米国のクラック国務次官は19日、中華民国の李登輝元総統の追悼式に参加しました。中共はクラック氏の台湾訪問に合わせて18日から台湾海峡付近で軍事演習を開始し、二日間連続で軍用機が台湾の防空識別圏に侵入しました。ポンペオ国務長官は、これは軍事的な威嚇であると非難し、米国防総省も「これは中共が軍を使って台湾など近隣諸国を脅迫した一例だ」と述べています。
アルジャジーラ
「中共軍機18機が台湾の防空識別圏に侵入し、台湾はジェット戦闘機の緊急発進で対応した。このことはここ数十年で米国最高位の高官、クラック国務次官の訪問の際に起きた」
中華民国国防部によると、クラック米国務次官の台湾訪問期間中、中共軍の軍用機が18日に18機、19日午前には19機が台湾の南西と北西の空域に進入し、台湾海峡の中間線を超えて飛行しました。
これを受け、台湾空軍機が緊急発進し、ミサイル防衛システムで中共軍機の動きを追跡・監視しました。台湾国防部は、中共が台湾海峡の平和と安定を深刻に損なっていることを非難し、中共当局に自制心を持って、挑発を止めるよう呼びかけました。
クラック国務次官が李登輝元総統の追悼式に出席した19日、ポンペオ国務長官も南米のガイアナを訪問しており、中共の行動を軍事的な威嚇であると非難しました。
ポンペオ国務長官
「最後の質問は台湾についてだが、我々の代表団が台湾で追悼会に参加したが、中共は軍事的脅迫で対応したようだ」
軍事行動にょる脅威を繰り返している中共は、国際社会のトラブルメーカーとなっており、学者は台湾がインド太平洋地域の重要な要塞となると分析しています。また、海外メディアは、米国が台湾に7億ドル近くの武器を売却すると報じ、国際連盟に中共を牽制するよう呼びかけ続けています。
転載新唐人