【脱党支援センター2020年9月1日】
中国の銀行は大量の不良債権を抱えており、先日、中共中央銀行の共産党委員会書記が党メディアに、今年の不良債権は継続的に増加しており、リスクが遅れて顕在化する可能性があると明かしました。これについて、中共が紙幣の増刷と不良債権の処理によって、銀行の破綻を回避するという使い古された方法は、状況が複雑化している現在においてはもはや効果がなく、米中の金融デカップリングが起これば、中国の金融システムが雪崩に見舞われる可能性があるとの分析もあります。
8月13日、中共中央銀行共産党委員会書記で、中国銀行保険監督管理委員会の郭樹清(かく・じゅせい)主席は党メディアの新華社を通じて、今年の上半期、中国の銀行業界で新たな不良債権が増え続けており、相当の規模の貸し付けリスクが遅れて顕在化する可能性があるため、今後は不良債権の増加という圧力がさらに強まる可能性があると明かしました。
中国の金融専門家、何軍樵(か・ぐんしょう)さんは、郭樹清主席が金融リスクを明かしたことは、この問題の深刻さを示していると考えています。
転載新唐人