【脱党支援センター2020年8月14日】
米税関国境警備局(CBP)は8月11日、中国の英騰(HERO VAST、ヒーロー・ヴァスト )グループから輸入したアパレル製品に対して、強制労働によって製造された疑いがあるとして一時的な押収を命じました。
米税関国境警備局は11日、刑務所で囚人を利用して海外向け製品を製造した疑いがあるとして、中国の英騰(HERO VAST )グループからのアパレル製品に対して、すべての入港地で一時的に押収すると発表しました。
声明では、同グループ傘下の上海英騰(HERO VAST )国際貿易有限公司をはじめとする複数の企業から輸入した衣料品と関連製品は押収するとしています。
河南英騰服飾有限公司
岳西英騰服飾有限公司
英瀚国際有限公司
カナダ英騰公司(Hero Vast Canada)
米国の法律では、強制労働によって製造された製品の輸入は禁止されています。 このような製品は差し押さえの対象となるだけでなく、輸入者は刑事捜査を受ける可能性があります。
中国の労働収容所や刑務所が、収監者に奴隷のような労働を強要し、利益を貪っているという事実はこれまでに何度も暴露されています。
東北部の瀋陽から米国に逃れた法輪功学習者の于溟(うめい)さんは昨年、米議会で証言を行った際に、中国の刑務所で強制労働や拷問の場面を撮影した隠し撮り映像を公開しました。
法輪功迫害を追跡調査する国際組織(追査国際)の調査によると、「四川和強集団有限公司」は四川省刑務所管理局傘下の企業で、少なくとも43社の子会社があり、衣類、建築資材、日用品、乳製品などを扱っています。2017年の時点で、四川省刑務所関連企業の国有資産総額は34億8500万元に達していました。
米税関のデータによると、昨年9月以降、米税関は中国の刑務所の強制労働製品に対して4回の一時拘留命令を出しています。
転載新唐人