【脱党支援センター 2020年7月13日】
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焼身自殺?それともやらせ?
2001年1月23日、旧暦の大晦日、この日天安門広場を訪れる観光客はほとんどいませんでした。新華社の報道によると、午後2時41分、王進東氏は人民英雄記念碑の北東で焼身自殺を図り、1分30秒後、警官に消火されました。数分後、4人の女性が同様に焼身自殺を図りました。この7分間で1人が死亡、4人が火傷を負いました。中国共産党のマスコミはこれを「円満成就して天に昇るため」法輪功修煉者が天安門広場で焼身自殺したのだと、執拗に強調しました。
法輪功は佛法修煉であり、殺生と自殺を明確に禁じています。彼らが本当に法輪功修煉者ならば、どうして焼身自殺をするのでしょうか? 天安門広場の警官は消火器を持って巡回するのでしょうか? どうしてすぐに多くの消火器と消火用の毛布が用意できたのでしょうか?
焼身自殺事件に対し、様々な疑問が提起される中、事件の1週間後、中央テレビ局(CCTV)は「焦点訪談」でこの事件に関する番組を報道しました。しかし「焦点訪談」の放送内容をスローモーションで分析すると、つじつまの合わない箇所が数多く発見されました。焼身自殺か? それともやらせか? 放送内容の一部を見て、ともに検討してみましょう。
【タイトル】焼身自殺? それとも他殺?
これは警官が消火器で劉春玲氏の火炎を消す場面です。ご注目ください。ここには極めて重要なポイントがあります。消火の際、劉氏の頭部の近くに人の腕があります。この腕は力強く劉氏の頭部を殴打し、そのため劉氏は両手を宙に上げ、突然倒れました。さらに、劉氏の体から帯状の物体がはじけ飛んでいることが分かります。ここから、劉氏に加えられた衝撃力が相当なものであることが分かります。この人物はまだ力を入れた姿勢を保ったままです。劉氏は焼死したのでしょうか? それともその場で殴り殺されたのでしょうか?
いわゆる焼身自殺事件が報道された後、ワシントンポスト紙の記者は劉春玲氏が住んでいた河南省開封(かいほう)市を取材しました。記者の取材により、劉氏の隣人は、彼女が法輪功をやっているのを見たことがないと証言しました。劉氏は年配の母と12歳の娘とともに他省から河南省に移住してきたため、頼れる人がなく、バーでアルバイトをしていましたが、普段から母と娘への暴力が目立っていたそうです。このような行いは、本当の法輪功修煉者の行為とは程遠いものです。
そして、このスローモーション映像から指摘された劉氏の死の矛盾点について、中共は説明すらしていません。
【タイトル】火炎の中でも溶けないペットボトル
中央テレビ局(CCTV)の焼身自殺番組の中で、現場にいた王進東氏のクローズアップが映されており、ここから王氏がはっきりとスローガンを叫んでいることがわかります。そして、一人の警官が王氏の横に立ち、手に消火用の毛布を持って悠然と王氏が叫び終えるのを待ってから、ようやく王氏の頭に毛布を被せています。このシーンから、もう一つのトリックを見て取ることができます。映像の中で、王氏の服は焼けて様変わりしていますが、王氏の両足の間にあるガソリン入りの緑色のペットボトルには何の損傷もありません。
では、次のシーンを見てみましょう。
映像からお分かりのように、王進東氏の髪型には極めて不可解な点があります。人間の髪の毛は容易に火が付き、燃焼速度も速いものです。しかし中央テレビ局の映像では、王氏の髪の毛は元形を保ち、髪の両端も整然としています。まるで防火膜に守られているかのようです。
明慧ネット(日本語版)は2003年5月24日に『中央テレビ“焦点訪談”の女性記者李玉強は“焼身自殺”のカットに偽りがあると認めた』というタイトルの記事を発表しました。記事によると、2002年初、中央テレビ局の記者・李玉強氏は、河北省法制教育訓練センターで取材をしていました。いわゆる”法制教育訓練センター”とは実質上、中共が法輪功修煉者を洗脳させるために不法に設置された監獄のことです。李氏は不法に拘禁されている法輪功修煉者と、いわゆる”座談会”を行った際、ガソリン入りのペットボトルがなぜ燃えていないのかなど、焼身自殺番組における疑問点を修煉者から指摘されました。その際、李氏は、王進東氏の両足の間のペットボトルは事後に置いたもので、そのシーンは後から追加で撮影されたものだと認めました。さらに李氏は、「この追加の撮影の目的は、視聴者に法輪功修煉者が焼身自殺をしていると信じ込ませるためであり、見破られることを知っていたら撮らなかった」と述べました。
【タイトル】画面の外の撮影者は一体誰なのか?
法輪功に罪を着せるための、いわゆる焼身自殺事件について、中央テレビ局が制作した番組の中には大量のクローズアップ映像があり、現場の声すら収録されています。さらに、カメラは現場を逐一追いかけ、様々な角度から全体を撮影しています。最初は警官の動きを追い、警官が現場へ到着するシーンまで克明に収録されています。もし焼身自殺が突発的な事件であるなら、これらのシーンをどのように撮影するのでしょうか? もし撮影者が事前に準備をし、さらに撮影者が警官の協力を得られるという前提であれば、初めてこれらのシーンを撮影することができるかもしれません。警官が毛布を揺らし、王進東氏のスローガンを待つシーン、病院に運ばれるとき子供が苦痛の中で母を呼ぶ痛ましい声、これらは後日、法輪功に罪を着させるための“生々しい素材”として使われました。
天安門のように政治的に警戒されている場所では、外国の記者は言うまでもなく、観光客、通行人であっても、警官の近くで撮影を行った場合、その場でカメラを没収され、撮影者本人が身柄を拘束されることすらあります。中共が喧伝する、いわゆる天安門焼身自殺事件では遠距離から近距離まで、様々なシーンが撮影されていますが、あたかも最初から準備されていたかのようです。ではこれらを撮影した人、もしくは撮影した人々とは一体何者なのでしょうか?
【タイトル】事前に暴かれた陰謀
新華社が焼身自殺事件を報道する3カ月前、610弁公室の内部から、中共が焼身自殺事件を企て、法輪功に罪を着せる陰謀の存在が暴露されました。610弁公室とは中共が1999年6月10日に設立した、法輪功を迫害するための専門機関です。当時、この情報を得た明慧ネットは、中共による焼身自殺の陰謀に関する記事を掲載しましたが、法輪功修煉者たちは善良で政治への関心を持っていなかったため、この情報を気に留める人はいませんでした。10年後の2011年2月、有志により明慧ネットに中共の焼身自殺に関する報道が掲載されていることがようやく発見されました。
焼身自殺事件の3カ月前の、2000年10月11日、明慧ネットはすでに『邪悪な勢力が焼身自殺の自作自演を企てています』というタイトルの記事を掲載していました。
さらに焼身自殺の1カ月前、明慧ネットはさらに焼身自殺の陰謀について報道し、『法輪功を騙った陰謀による破壊を警戒してください』というタイトルの記事を掲載し、中共が天安門で焼身自殺の自殺自演を企てていることを明確に報道しています。
国際社会においても、「インターネットアーカイブ(Internet Archive)」という独立ウェブサイトによる記録が残されています。このウェブサイトからも、明慧ネットが10年前からこの件に関する記事を掲載していたことがわかります。
(http://web.archive.org/web/20010501003822/http://minghui.org/gb/0001/Oct/11/news_china_100700.html)
焼身自殺前の報道から、事実関係はさらに明確になりました。中国共産党によって、法輪功に罪を着せるため焼身自殺は演出されたのです。
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中共は天安門焼身自殺事件に関して厳しい情報封鎖を行い、中共のメディア以外、あらゆる独立調査を認めず、マスコミによる一辺倒の報道を繰り返し、人々に対して小・中・大学、会社における強制的な洗脳学習や、法輪功を否定する発言の強要などを行いました。さらに明慧ネットなど、法輪功関連のすべてのウェブサイトは封鎖され、人々に真相を知られないようにすることで、中共は人々を騙し、法輪功への恐怖と憎しみを煽動したのです。
「真善忍」に基づいて道徳を向上させ、身体の素質を向上させることは、個人にとっても、家族にとっても、そして社会にとっても百利があって一害もない正しい道、善に向かう道ではないでしょうか? 善を攻撃するものは、必ず悪に他ならないのです。
「紙で火を包むことはできません」視聴者の皆様、今回のビデオ分析から、中共の邪悪な本質と手口に気づき、真実を正しくご判断して頂けることを、私たちは切に望んでいます。真相を知ることは全ての人にとって、明るい未来への導きであり希望でもあるからです。
転載 明慧ネット,法輪大法情報センター