【脱党支援センター 東香櫻訳 乃木晃編集 2020年7月9日】
(大紀元記者李辰アメリカワシントンDCから報道)7月1日、人権活動家たちはアメリカ国会議事堂前で、香港の活動を応援するための集会を開いた。中共が《香港版国安法》を通したことを糾弾するためである。
参加者は、全世界の人々が中共の本性に気づいた今こそ、皆が立ち上がって中共に反対し、拒絶する時であると述べた。
袁弓夷氏:天が中共を滅す、これはすべての人の望みである。
訪米中の香港の実業家、袁弓夷氏は演説中に何度も声を詰まらせながら「天が中共を滅す、これはすべての人の望みだ」さらに「われわれのあらゆる苦しみは、すべて中共によるものだ」と述べた。
「中共の香港人に対する扱いなど、中国大陸の人民に対する扱いに比べれば100分の1に過ぎない。」
インタビューを受けた際に、《香港版国安法》は「とても法律と言えるようなものではなく、まったくの中共の政治的な宣伝に過ぎない。中共が成立させた法律はすべて宣伝であり、民衆をひたすら脅かすものだけだと認識する。
「全世界は今回の法案の成立により、はっきりと認識したことだろう。このような法案を成立させる国家など今までどこにあっただろうか。おかしいことに中共は全世界の人々を管理できるとでも思っているのだろうか?他国に一帯一路を望む中共の企みなど夢にすぎないのだ。」
7月1日、袁弓夷氏は外国評議会の《香港版国安法》の公聴会に参加した。本会議に参加した議員は断固として中共に反対すると表明した。
彼は一部の議員と交流をした時、議員たちは、中国共産党は犯罪組織であり、9千万人の中共党員は犯罪者であると見なすことに賛同をした。袁弓夷氏また香港民衆に「無茶せず冷静に頑張れば大丈夫だ」「アメリカの議員たちも中共のやりかたに怒りを覚えている、中共を滅ぼしたい気持ちはわれわれも同じだ。」と励ました。
「中共がこの法律を作ったことは、中共自身に対して相当厳しいものとなって返ってくるはずである。たとえば、無期懲役のような重量級の反撃をアメリカから受けることになるだろう、またアメリカは近いうちに制裁名簿を公表するだろう」と袁氏は予測している。
張玉華:中国共産党の撲滅を遅滞なく、アメリカに香港法輪功修煉者を保護するよう緊急に要請する!と法輪功学習者の張玉華が演説している(李辰/大紀元)。
法輪功学習者の張玉華は、当日のイベントに参加するために招かれた。彼女は教授であり、中国の南京師範大学のロシア学科の学部主任であり、元国民会議の代表者でした。張玉華氏は演説の中で、中国共産党が香港で「香港版の国家安全保障法」を実施することを明らかにした。これは、香港と中国大陸と一体化することを意味します。香港の人々は、言論の自由、集会の自由、信仰の自由など、最も基本的な人権を失う事でしょう、実はこれが一番恐ろい事なのです。
「これ等は決して香港で今に始まった問題ではなく、法輪功学習者は、21年間の長きに渡り継続して迫害を受け続けている」と語り、彼女はその一例を挙げました。「中国大陸で、数多く法輪功習者は法輪功の提唱した”真・善・忍”を信奉している為、逮捕され、拷問され、そして女性の法輪功学習者達は依然として性的虐待とレイプを受け続けています。更に驚異的な数の法輪功学習者が、生きたまま臓器を採取されました……」。
彼女は「米国政府は、法輪功修煉者による本土への拷問や残忍な臓器採取犯罪の被害から香港の法輪功修煉者を保護するために特定の措置を講じるよう要請しました」。
張玉華さんは、中国共産党による法輪功への迫害から逃れ米国にやってきた。
彼女は法輪功を修行していたため、中国大陸に7年半の間、不法に拘留された。 2週間連続でトイレ、入浴、洗濯まで禁止され、何度も睡眠を奪われ、最長は約50日間の拘束をされた。
張玉華の夫の馬振宇さんは、もともと中国情報産業省南京第14研究所のレーダーユニットの設計者であり、法輪功修煉者でもありました。現在は、拘禁されて蘇州刑務所で残虐な体刑を受けています。以前、馬振宇は冤罪に7年の判定とされました。
張玉華は語る「共産党が存在している限り、平和は得られず、人生は常に脅かされるでしょう」。「中国共産党を地球から根絶することは緊急の課題です。これは私たちの使命であり、この世界の全ての人々を守ることも私たちの望みであり、それは 個人的使命だとも思っています!」と。
キリスト教防衛聯盟:世界は中国共産党が何であるかを見ている。
キリスト教防衛聯盟(CDC)のディレクター、パトリック・マホーニー (マイケル・リー/クロニクル) 、キリスト教防衛聯盟(CDC)のディレクター パトリック・マホーニー氏は、インタビューに応じ「全世界の自由主義国家に呼びかけ、その全員がこの法律に反対し、中国共産党が可決した国家安全保障法を非難するべきだ」と語った。
彼は中国共産党がキリスト教徒を迫害し、ウイグル人を迫害し、法輪功を迫害し、今度は香港人に襲い掛かってきたのだという。「いったいこの世界の他国の人々は何をしているのか?今こそ強い意志を持って立ち上がる時だ!迫害に対抗するために!」と語った。
マホニー氏は、中国と中国共産党を区別することが重要だとし「中国人と香港人は皆、良い人たちだが、中国共産党は暴君で迫害者だ」と述べた。「この8ヶ月間で、中国共産党の仮面が剥げた。言い換えれば、彼らのウイルスの流行隠蔽により全世界に影響を与え、何十万人もの人々を殺し、何兆ドルもの経済的損失を与えている」。
マホニー氏は 「世界は本当に中国共産党の顔を認識し始めていると思う 」と語った。「今の状況、これは非常に重要なときである。国際社会は中国共産党に対し、一致団結して立ち上がらねばなりません」「ウイグル人やキリスト教徒が受けてきた迫害を見て、そして法輪功学習者達は、生きたまま強制的に行われる臓器収穫のそれ等を見てください。人々が中国共産党によってどのように虐待され、迫害され、殺されているかを見るだけで中国共産党の素性がつぶさに見えてきます」。
中国共産党への対処法は「中国共産党に対し一体となって対処し、企業を中国共産党から遠ざけ、共産党の資産を凍結し、中国共産党を孤立させ、サプライチェーンを中国から持ち出す」ことだと述べた。彼はEUとアフリカにも同じようにしてほしいと願っている。
ワシントン、香港民主党:中国共産党は実質的に絶望視する
ワシントンD.C.の香港民主党員ダニエル・ホアン氏は、取材に応じ「昨日、既に300人以上が 国家安全保障法に抗議し、「栄光の香港」と叫んだことで逮捕された。最長で10年以上の懲役になる可能性があるという、この事態はとても恐ろしい事なのです。
この度、香港が必死で国家安保法を可決したのは「中国共産党は、香港人の自由を制限する方法が他に何も無かったからである」。