【脱党支援センター麻倉静香訳乃木晃編集 2020年6月13日】
6月9日(火)現在、ロシアでは48万人以上が中国共産党ウイルスと診断され、6000人以上が死亡しています。
流行の初期には、ロシアでの感染症の増加率は比較的緩やかでした。
この国の流行の原因は何だったのでしょうか?
報道をご覧ください。
1月末以降、ロシアは中国との国境を閉鎖、ロシアと中国の間を走る列車の運行を停止、ロシアと中国間のフライトを減らし、中国人への電子ビザの発行を停止、等々疑いのある初期の症例ある人を隔離するなど、中国のウイルスに対処するためいくつかの措置を講じてきました。
3月16日現在、ロシアでは100件弱の感染が確認されているのみです。
流行初期のロシアの予防策が非常に厳しいものであったことは広く認められている。
3月末にはロシア議会でも、検疫規則違反で最大7年の懲役刑など厳しい措置を含む一連の「ウイルス対策」法案が承認された。
しかし、3月31日現在、国からは2,337件の確定症例が報告されています。
4月に入り確認症例が急増しています。
5月上旬の数日間で、ロシアでは1日、何万件も新たに発生しました。
診断を確認したのはミハイル・ミシュティン首相とオルガ・リュビモバ文化大臣の2人だった。
ロシアの流行が逆転したのは、3月中旬から下旬にかけてロシアの指導者が中国共産党のために立ち上がり始めたことが大きく関係していると考えられている。
例えば、習近平とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は伝染病の発生以来、3回も話をしている。
3月19日の夜、2人は初めて話をした。
ロシア側は、中国共産党のいわゆる防疫の成果を高く評価している。
4月16日、2人は2回目の会談を行い、再び伝染病対策での協力を強化する必要性を表明した。
プーチンは、中国共産党の防疫行動を讃えるだけでなく、他国によるウイルスの発生源であるとの中国共産党への非難は許せないと強調した。
5月8日、習近平とプーチンは3回目の会談を行った。
新華社の報道によると、プーチン氏は「ロシアはこの流行を根拠にした個々の勢力による中国への非難に反対し、中国側と共に断固として対決する」と言及したという。
昨年末の流行発生以来、中国共産党は世論の批判の的となっている。
プーチンのこれ等の発言は、中国共産党にとって国際的な安堵となっている。
時事問題評論家の凌暁輝:
「この3本の電話は、ロシアでの中国共産党ウイルスの蔓延と広がりを一変させる転換点となった。その結果、ロシアでは5月上旬に1日1万人以上に達してしまった。これは単純に、中国共産党との距離が近く中国共産党を褒めれば褒めるほど、中国共産党ウイルスが自分に向けられている可能性が高いことを示しています。」
4月28日には、ロシアのラブロフ外相も公の場で、いわゆるロシアと中国の抗議行動の連携を高く評価した。
それのみならず、世界保健機関(WHO)が伝染病の予防に失敗し、中国共産党に偏っているとして多くの国から非難されている時期にWHOへの支持を表明した。
ソ連は世界で初めて中国共産党と国交を結んだ国である。
1991年12月26日ソ連は解体した。 中ソ関係は中露関係になった。
2001年には、ウラジーミル・プーチンと当時の中国共産党党首だった江沢民が「中露善隣友好協力条約」に署名し、中露の「戦略的パートナーシップ」を確認した。
2011年、中国とロシアは包括的な戦略的協力関係を構築した。
昨年6月、習近平はモスクワを訪問し、二国間関係を「中露協力新時代の包括的な戦略的パートナーシップ」に格上げした。
習近平のロシア訪問は就任以来8回目。
そしてその時点で、習近平とプーチンは在任中に30回近く会っている。
習近平もプーチンを「最高の友人」と呼んでいた。
10年以上前から、中国とロシアは合同軍事演習を行っている。
中でも注目すべきは、2017年7月にバルト海でロシア海軍と中国海軍が初めて合同軍事演習を行ったことや、2018年9月にはロシアが冷戦以来最大規模の年間軍事演習を行い、中国共産党も部隊を派遣することになったことなどである。
70年の関係の中で、中露は兄貴分から弟分へ、一時は苦いライバル関係になり、その後新たな友好関係へと発展してきました。
ロシアの中国共産党に対する態度は近年変動しているが、全体的にはパートナーシップであることに変わりはない。
人権問題では、ロシアはしばしば中国共産党に味方してきた。
現在、このような中露の緊密な関係は「世界的な脅威」として捉えられている。
昨年1月末、米国のダン・コーツ国家情報長官は、中国とロシアは協力関係を強化し、冷戦の絶頂期以来最高の関係にあると述べた。
香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は5月に、習近平氏が流行後初の海外訪問先としてロシアを選ぶ可能性があると報じた。
ロシアが主催する2つの地域サミットが開催されます。
時事評論家の凌暁輝氏は、親中派の共産党ウイルスが世界に広がれば広まるほど、共産党に近い人たちは、共産党の代表として発言したり、風評被害の拡大に協力したりしても、真剣に共産党から攻撃を受けていると述べた。
ロシアの流行がこれほどまでに激変したことは、ロシア政府の中国共産党に対する態度と密接に関係していることを改めて示している。
凌暁輝「一部の人は、単に受け入れたくないとか、信じたくないとかの理由でこれらの問題に取り組まないだけです。 中国共産党に対する知識や態度が、中国ウイルスへの免疫力に直結するのは事実です。中国共産党を拒否して非難することが、中国共産党ウイルスに抵抗するための最も効果的な方法です」。
更に凌氏は言う。歴史的にほとんどの王朝の晩年は、自然災害や疫病に見舞われ、実際には王朝体制の終焉を迎えていたと。
中国共産党ウイルスが世界に蔓延しているこの現状を鑑み、中国共産党は多いにそして謙虚に、自からの過去の歴史を学ぶべき時なのだ。
新唐人取材/陳漢 編集/王子琦 再編集/陳建銘