【中共肺炎】武漢の軽症感染者「治療受けられず、感染確定もされない」

国立感染症研究所 提供

「1月18日に症状が現れてから、私はCT検査3回と核酸検査を2回受けたのに、感染が確認されなかった。周りの友人は、当局が感染者数の増加を隠すために、感染の確定をしない方針だと言っている。だから、いくら検査を受けても、結果はずっと陰性だ。治療を受けられないので、体調がますます悪化して本当につらい」

武漢市に住む若者の薇さん(仮名)は3月13日、大紀元の取材に応じた。薇さんは中共肺炎(武漢肺炎とも呼ぶ)を発症してから、この1、2カ月の間、食欲がなく、睡眠も良く取れず、微熱、頭痛、吐き気、胃や目の痛みのほかに「下痢もずっと続いている状態だ」と話した。

薇さんの周りにも、咳が出て、眠れない日が続くと訴え、中共肺炎の疑いのある友人が多くいる。なかには、肺が石灰化した後、ようやく感染を確定された人もいる。

薇さんによれば、中共肺炎を患うと、口の中に苦みを感じたり、おなかが張ったりして、げっぷも良く出るという症状も現れる。

「受診した時、担当医師に症状を訴えても、医師は治療を施さないし、薬も処方しないのだ。私のように、高熱がなく咳も出ていない軽症者は、完全無視されている」

薇さんの友人1人も同じ境遇だ。「上海にいた友人は、私と同じ軽症者であるため、上海の病院で受診を拒否されたうえ、核酸検査も受けられなかった。地元の河南省に戻っても、病院に拒まれた。彼女は微熱が続いているので、体がしんどいと訴えている。彼女は複数の病院を回り、感染確定のために1万元(約15万円)以上を費やしたのに、それでも確定されない」

薇さんによれば、武漢市の臨時医療施設でも同じ状況だ。薇さんと友人らは、「当局の方針で、(全国)どの病院に行っても、いくらウイルス検査をしても、結果は陰性で、陽性は出ないだろう」「今の統計数値は全部ウソだ」と憤った。

武漢市民は、1月上旬に市内に中共肺炎の感染者がいると知っていた。「当時、政府はヒトからヒトへの感染は確認されていないという見解を示したので、油断した」と話した薇さんは、1月16日に地元のバーに行った。その2日後に発症した。

「今、家族全員に武漢肺炎の症状が出ている。母はCT検査で、両肺が線維石灰化したとわかった」

薇さんは今、SNS上で発信して、助けを求めている。

転載大紀元(記者・洪寧/方浄、翻訳編集・張哲)

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