【脱党支援センター 2019年1月12日】
ゲノム編集した赤ちゃんを誕生させたことで違法医療行為だとして、中国南方科技大学の賀建奎元准教授に対し、深圳の裁判所は一審判決で懲役3年を言い渡し、罰金300万元(約4700万円)の支払いを命じた。賀氏に協力した2名の医療関係者にも、それぞれ実刑と執行猶予の判決が出ている。
賀建奎氏は2018年のある学会で「CRISPR-Cas9」と呼ばれるゲノム編集技術でヒトの胚性遺伝子を編集し、人工授精でHIV(エイズウイルス)に感染しないよう遺伝情報を書き換えた双子の女の子が生まれたと発表。
遺伝子学者 賀建奎氏
「私は誇りに思っている」
しかし、賀氏が誇りに思っている研究結果は、「全く必要のない」研究で、倫理に反するものであると国際社会の批判を招いた。
専門家は、賀氏は中国共産党の「千人計画」に入選した人材だったため、億に上る巨額の研究経費がもらえたが、結果的には中共のスケープゴートになってしまったと指摘。賀氏はこの前まで1年近く連絡が途絶えていたが、自宅マンションに軟禁されていた可能性があると伝えられている。
転載 新唐人