[ 脱党支援センター 2019年11月23日](大紀元特派員林帆華ワシントンDCより報道)「共産党が今最も恐れているのは、香港が成功すれば、本土の一般民衆も立ち上がることだ。その時、もはや共産党は何をすることは出来ない。」と魏京生は言う。米国に訪問中の著名な中国の民主主義活動家は、香港の人々が自由を争うことによって人々に明確に中国共産党の悪政を認識させた。と認識している。
香港の人々は暴力と戦い、自由を呼び覚ます
中国共産党への反発から香港警察の暴力的な抑圧までついて語る時、魏京生は先日次のように言った「香港の人々が中国大陸の人々を見るととても抑圧されていて、ほんの少しの自由しかないように見える。だから香港人は今、自らの自由を守りたいと意識が向かっている。守らねば何もなくなる。」と。
「以前(自由)は英国政府が保証していた。今はない。共産党は入って来た。入って来た際には、あなた方の民主主義と自由の法律は保証する。あなた方は暮らしの法律を守りたいと願った。しかし(全て)亡くなった。だから皆は一つの機会が突然爆発したと感じている」と魏京生は言う。
香港人の抗争の中に起こったNBA事件について言及するとき、魏京生は、過去に全く無関心だった普通のアメリカ人も中国共産党に目を向け始めたと感じた。「実際、誰もが考えを持っている。特に中国本土で、もしあなたが抑圧されているのなら、どうして心の中で何も考えないなどありえようか」
「実際、それは1989年(6月4日)と同じである。1989年以前は、あなたが聞いても多くの人々は口をつぐんでいた。しかしまさに道で血を流していたのはこれらの人である。共産党の弾圧の下では、多くの人が自由に話せないか話したくないかであったがいずれの人の実際の心の中は明白であった。」
「国際社会の香港の人々の戦う姿勢に対する決定的な作用」
魏京生は、国際社会の香港の人々の抗争に対する幾種類の態度は「決定性がある」ということであるとみている。「西側民主国家の態度、彼らの支持と幇助はその中でも重要な一つの条件である。」と彼は言う、「いくら多くの人々がその作用の可能性は大きくないと言っても、我々は中国のことわざで「四両撥千斤(相手の力に逆らわずこれを利用し、小さな力で大きな力に勝つ)」と言っている。64天安門の時には、中国は(民主主義を奪い取る)ことは失敗した。しかし、欧州(東ヨーロッパ)では成功した。」
「当時、レーガン大統領の断固たる支援がなければ、ソビエト連邦と東ヨーロッパの人々もおそらく共産党からの大きな圧力に直面していると思います。したがって、現在の香港の人々の闘争は中国から東アジアの民主化に関連しています。ここにおいて主要な国家は米国と西側民主主義国家が誰を支持し、どの程度支持するか、これは一つの重要な要素です」と彼は言う。
「最終的に誰が勝ち、誰が負けるのか?それは民主主義の国の勝利なのか、独裁政権の独裁なのか?共産党の勝利なのか。それは言うのは難しい。この危険は米国にとって非常に大きな脅威でもあります。だから皆は関心を寄せている。西側民主国家が何をするか、失敗したらどのようにカバーするか、誰もがこの問題に関心を寄せています。」彼は、人々が中国共産党はどういうものであるかをはっきりと認識し、香港の民主的自由を支援することを望んでいます。
「中国共産党はカルトであり、民主主義は衰退の危機に頻しています。」
魏京生は、西洋諸国は「中国共産党はカルトである」という問題を基本的に認識も理解もしていないと述べた。
彼は宗教について言及したとき、「今新しく来た教皇は非常に間違った決定を下した(中国共産党との交流関係を結んだ)。これは中国のカトリック教に影響するだけでなく、すべての宗教に及んだのだ。信仰心が亡くなったのだ。」と彼は言う。「カトリック教徒は神を代表していると信じている。過去数年間、彼らは(中国の)地下教会を支持してきた。教皇は司教を任命した。現在(彼は)この権利を放棄し、中国共産党と手を結んだ。」
「中国共産党と協力して何が得られますか。経済的利益を少し得ることができるかもしれませんが、それはほんの少しです。逆に幾千万の中国人信者を失い、カトリック教だけでなくその他の宗教信者の信者にも影響があります。」
欧米のメディアが「今は民主主義が衰退の時期に来ている」とコメントしている時、魏京生は、それはトランプ以前の中国に対する米国の中国共産党に対し何もしなかった政策に原因があるに認識している。「トランプ大統領が言ったように、「米国は中国共産党を太らせた。」あなたは敵を太らせた、それならもちろん世界の民主主義は衰退しているといえる。」
脱党支援センター訳:首里 建