著名な民主活動家魏京生:香港情勢の変化は、アメリカの態度がキーになる

香港情勢の変化は、アメリカの態度がキーになる

【大紀元2019年11月11日記】 (大紀元の記者張翼アメリカワシントンDC報道)著名な民主活動家魏京生が大紀元記者に語った。

「香港の民主主義運動が勝利すれば、それは中国本土に広がるだろう。中国においてはきっと平和的な変化が訪れるだろう。しかし逆にもし香港の民衆が敗北すれば、米国に重大な損害をもたらすことになるだろう」。

11月8日、魏京生は、ベルリンの壁崩壊30周年を記念して行われたワシントン共産主義被害者財団の一連の活動に参加した。彼はそこで開かれたセミナーでこう言った。「30年前の1989年の天安門における学生運動に対するブッシュ(父)米大統領の緩和政策は完全に間違っていた。何故ならその緩和政策は中国共産党の大虐殺を間接的に支持したことに等しいからである。」

また彼は次のように言った。「1989年にトウ小平が天安門に人民解放軍を出兵する際の最大の懸念は、西側民主主義陣営の態度であった。軍隊は北京付近に集結したが長い間動かずにいた。トウ小平は米国がどのような態度を取るか憂慮していたのである。

ブッシュ(父)大統領は中国の内政に干渉せず、民主派の在中国大使を一時的に交代した。それは、明確なサインであった。虐殺を支持すると。」

魏京生は、「香港の現在の状況は非常に危険である。中国共産党は香港の抗議者をひとつひとつ黒く塗りつぶし、弾圧の言い訳を作成するためにあらゆる手段を試みている。中国共産党が(香港で)暴力を使うために多くの選ばれた(警察)を送ったという決定的な証拠が出ている。」という。

香港大紀元の報道によると、10月31日中国共産党の第4回全体会議の「統一された思考」で終了した。香港問題はこの問題の焦点であった。大会の終了後直ぐに中国共産党警察の暴力は更に激しさを増した。中国共産党は香港において「混乱によって暴動を起こす」ことを仕組み、香港民衆を鎮圧する方法は新しい局面に強化された。それは警察による暴力は免責である。という段階である。

魏京生は、米国と国際社会は再び大きな試練に直面していると考えている。彼は、香港の人々の闘争は仕方のないそうせざるを得ない選択であると言う。香港の人々は皆言う。「すでに撤退の道は無い、撤退は不可能である。」「香港の人々の抵抗は非常に強固である。」 「今日、香港では、人々は再び民主主義と自由を獲得するために自らの命を危険にさらしている。香港の人々の決意と共産党の頑固さは、均衡である。結果を変えることができる最も重要な変数は、アメリカと西側諸国の態度に掛かっている。」

彼は、今回は米国政府が正しい選択をすることを望んでいると語る。「双方が行き詰まった時、まさに国際社会が主要な役割を果たすべき時である。したがって、我々は現在国際社会が香港(の民衆の抵抗)を保護するために共産党により大きな圧力をかけるように懸命に働きかけている。」

魏京生は、米国の態度は香港の状況において小よく大を制すの役割を果たす可能性があると述べた。「国際社会の態度は重要な影響を与える可能性がある…大きなキーポイントである。」

「多くの人が言っている。現在の香港は中国の「ベルリン」だ。」「彼ら(香港)は現在、中国の民主主義運動の最前線である。」

「香港が成功すれば、それは間違いなく中国本土に広まるだろう。これこそ共産党が損失(代償)に関係なく香港問題を解決したい一つの理由である。」

「香港は勝った。そして、本土は大きな変化があるかもしれない。そして、それはいずれ平和に変化するだろう。」 しかし、魏京生は、「今回もし中国共産党が成功すれば、それは米国にとって致命的であり、米国は世界でのリーダーシップの地位を失うだろう」と思っている。

現在、アメリカの上院では≪香港人権と民主法案≫をまもなく投票裁決されることになっている。 この法案は、10月15日に連邦下院で満場一致で採択された。これに先立ち9月25日、上院外交委員会でも可決された。

脱党支援センター訳:首里 建

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