【大紀元日本2月7日】
1.宣伝機関総動員で党文化を押し広める
3)国民の思想を統制する常套手段
(4)公に虚言を吐き、世界を欺く
公に虚言を吐く。これも中共の常套手段の一つである。国家主席の毛沢東から江沢民まで、外相の唐家センから李肇星まで、衛生大臣の張文康から外交部スポークスマンの秦剛まで、この手段は繰り返し使われてきた。
かつて、毛沢東は次のような暴言を吐いたことがある。「秦の始皇帝がどうした。彼は460人の儒者を穴埋めにしただけだが、我々は4万6千人の知識人を殺した。私たちのことを独裁者だの秦の始皇帝だのと罵っている人がいるが、全部認める。すべて事実だ。ただ、これらの人の罵りではまだ足りない。補う必要がある」。
こうした「私は誰をも恐れない」という、ならず者のような気焔に、多くの人は圧倒された。堂々としている人は、きっと行いも理にかなっていると、善良な人は思いがちである。そのため、毛沢東の著書に溢れているこのような暴言は、「プロレタリアートの革命家のおおらかな心の現われ」だとか、「何者をも恐れない英雄の気概」だと絶賛された。
法輪功が弾圧され始めた頃、一国の元首であった江沢民は、国際メディアの前で法輪功を誹謗中傷した。中共の腹黒さを知らない西側諸国の記者は、まさか一国の元首が公然と嘘をついているとは思わなかっただろう。
2006年3月9日、瀋陽の蘇家屯労働教養所で生きた法輪功学習者から臓器を摘出・売買しているという蛮行が暴露された。すると、事件の現場を片付けた中共は、3月28日に外交部のスポークスマン秦剛が記者会見を開いてこの事を真っ向から否定し、「どうぞ調査してください」と異例の発言をした。実はこのとき、中共はすでに隠蔽工作を終わらせていたのである。
中共の工作は一部の人をだませたが、「法輪功迫害真相調査委員会」が調査のため、オーストラリア、ドイツ、アメリカの中国領事館に中国行きのビザを申請しても、実際は、全て拒否された。シドニー総領事館の職員も秦剛の発言を信用しておらず、ビザを申請した調査員に「秦剛から招待状を取ってきなさい」と言った。中共が愛用してきた人騙しの手口には、内部の人さえも信じなくなっているのである。
マスコミに従事している共産党員にとって、虚言を吐くのは日常茶飯事であり、嘘をつくときに顔色一つ変えないまでに鍛え上げられた。彼らがやっていることは、毛沢東、江沢民や秦剛の所業と何ら違わない。
(続く)