3:養不教,父之過,教不厳,師之惰。子不学,非所宜,幼不学,老何為。
もし父母がその子弟の衣食にばかり気を遣い、その思想や行為に対して正確に導き教育できなければ、それは父母の過ちである。もし教師が知識の伝授ばかりに固執して、実際の状況に照らして要求しなければ、それは教師の怠慢であり能力に欠けているところである。
もし子弟がよく学習しなかったら、それはゆゆしきことである。もし子供時分に教育を受けなかったならば、絶好の学習機会を失うことになり、一個の何を聴いても分からない間抜けになるだけで、成長した後は何になるのであろうか。きっと平凡で無能な人になるだけである。
4,玉不琢,不成器,人不学,不知義。為人子,方少時,親師友,習礼儀。
岩石の中の玉は、切磋(見どころのないところは捨てる)琢磨(有用なところを磨く)しなければ精美な玉器とはならない。人もまたこれと同様のことを経て、有用な人となることができる。人は学ばなければ、その義を知ることがない。
子弟は品行の高尚な師匠や兄弟と親しくし、教養の豊かな朋友と交わるべきである。彼らの身に着けているものから、礼儀の方面で多くの知識を習得することができる。子弟がもし、人に真剣に接し、理知で事を処し、定められた規則を守ることができるならば、必ずや人に歓迎される人となる。
Q。問題討論
1.学習は倦まず弛まず続け、長期的な努力があってこそ成り立つものである。あなたは仕事(学習)と休息のリズムをどう作っているのか皆と分かち合ってみよう。
2.上の題をうけ、あなたが学習や生活のその他の面で、精神を集中したことによって成功した例を挙げてみよう。
翻訳 斎藤 猛